Web寺子屋では、私たちが日々の仕事や生活の中で忘れがちな、学ぶことの本質的な楽しさを再発見し、それを共有する場所です。
子供の頃、誰もが持っていた学ぶ楽しさ、喜びを、大人が思い出し、新しい知識や技術、新しい分野への探求へと向かうきっかけを作りたいと考えています。
科学的な証拠だけでなく、信じていること
私は、3人の子を持つ親です。子供と日々、触れ合う中で、確信していることがあります。それは、
人は生まれ持った「良い学習者」で、学ぶことが大好き
ということです。
私がコーヒーを淹れるために、グラインダー(コーヒー豆を削る機器)を触っていたら、子供たちは、触らせて欲しいといいます。さらに、「分解して、中を確かめても良いよ!」と伝えると、目をキラキラさせて、分解します。
子供達の好奇心を大切にし、探求できる手伝いをすると、子供たちは、私たちが想像しているよりも、深く、広範囲な知識を勝手に獲得します。
このような傾向は、教えられて、訓練されて得られたものではありません。生まれつき、持っている資質で、私たち大人も「当然持っている」ものです。
私は、人間は「生まれながらの良い学習者」だと確信していますが、大人になると発揮しづらかったり、これまでの勉強方法によって、押さえ込まれてきただけです。
このWeb寺子屋は、常に「学ぶこと」の楽しさを思い出し、育てていく場所を目指しています。
現代社会における生涯学習の重要性
学ぶことを楽しむことは、「贅沢な遊び」ではありません。知識社会の現代においては、それは「必須の姿勢」です。
知識社会では、知識は重要な生産手段です。知識をベースとした技術や、技能によって、製品、サービス、仕事は成り立っています。そして、知識は常に陳腐化し、新しい知識が生まれ、入れ替わっていきます。
例えば、「読み書きソロバン」が、パソコンに代わり、IT、ICTと言われ、インターネット、ビッグデータ、プログラミングなどを経て、今では「ChatGPT(生成AI)」と言われる状況になりました。
このような知識の新陳代謝の変化は、年々スピードアップしています。
さらに職業人生、健康寿命は伸び続け、私たちの労働就労年齢は長くなっています。1つの職業、最初に入った会社、決まった職だけを一生続けることは、ほとんどの場合、不可能です。
セカンドキャリア、パラレルキャリア、2足、3足の草鞋(わらじ)を履く人生が当たり前になりつつあります。
私たちは、「社会人になってからも、新しいことを学び続ける」必要がある時代に生きています。そして、この変化は既に起こっており、顕在化し続けているのが現代です。
Web寺子屋では、さまざまなテーマを扱います。これらのテーマを通じて、
全方位型学習
メタ探求型学習
を伝える場でもあります。これは、私がラーニングについて研究した末、私なりに「これが自然で、人間本来の学習の機能を拡張する学び方」だと考えているものです。
このような学び方を実践し、学び方を習慣にすることが、Web寺子屋の目的となります。
ただし、上記の学び方、学ぶ習慣を身につける方法は、社会人の多くが実践する「パフォーマンス偏重の学び方」では、なかなか身につきません。
パフォーマンス領域とラーニング領域
学習の研究の中で、「パフォーマンス領域、ラーニング領域」という考え方があります。
パフォーマンス領域とは、失敗を減らし、結果を出すことを求めるような状況です。まさに、仕事がパフォーマンス領域です。仕事の中で、今までやってみたことがないことを試して、失敗から学ぶのは、なかなかできません。
一方で、ラーニング領域は、素早く失敗し、失敗から学びます。また、やったことがないことを試してみたり、あれこれ探求することを重視する領域です。「遊び」や「趣味」は、ラーニング領域の側面が強いです。ただし、趣味でも結果を求めたり、完成度を求めると、パフォーマンス領域のようになって、学習が進みません。
Web寺子屋は、「明日から仕事に使えること」や、「即効性」を求めるパフォーマンス領域の意識よりも、「小さく、少しずつ、楽しみながら、失敗も面白がって」取り組むような「ラーニング領域の場所」として運営します。
ラーニング領域だからこそ、新しいことを始めてみたり、今まで触ったことがないことに取り組んだり、最新のトレンドに触れてみることができます。
Web寺子屋で目指すこと
Web寺子屋では、
即効性、結果を求めるよりも「学ぶこと、学ぶことを楽しむこと」に重点を置き
日々の仕事、生活の合間に「継続的に」学びを得られる状況を作り
新しい分野、分野を横断する知識、視点など、さまざまなものを学びます
さらに、ゆるくつながりながら(ウェビナーなど)一緒に実践する場
を作っていきます。
一緒に学ぶ体験は、素晴らしい
ところで、Web寺子屋では「ウェビナー型ワークショップ」を開催していきます。ウェビナーは、ビデオ会議とは反対に、音声オフ、動画オフ、参加者のプライバシーが守られた状態のものです。「視聴することがメイン」の体験です。
電車の中、皿を洗いながら、お風呂に入りながらでも参加できます。
このウェビナーを利用して、取り組める人は同時に取り組んでもらう「ウェビナー型ワークショップ」も開いていきます。
その場で、小さく試してみて「へー、なるほどー」となって、その学びを、チャットで共有するなで、ゆるくつながって一緒に学ぶ体験をお届けしたいと考えています。
ラーニングチャレンジも開催中
Web寺子屋では、具体的な知識、技術などについてお伝えしていきますが、一方で「ラーニング」自体にも、取り組んでいきます。
通年で開催する「ラーニング・チャレンジ」では、長期フィードバック分析を一緒に行う企画を開催しています。長期フィードバック分析の習慣を作ることができれば、人生に大きなインパクトをもたらすことができます。
是非、Web寺子屋にご参加ください。
学ぶこと自体を楽しむ大人を増やそう
学ぶこと自体を楽しむ姿勢を作り出せば、毎日が学びと発見で満たされ、楽しくなります。
楽しく学ぶ大人を増やし、子供たちにもその様子を見せることで、彼らのワクワクを引き出すことができるはずです。
あなたの参加を待っています
Web寺子屋有料会員になると、全てのコンテンツやイベントに参加できます。一緒に、新しい世界、より良い学び方を深めていくために、あなたの参加を心待ちにしています。
このプロジェクトは、単なる知識の伝達ではなく、学びの本質を探求し、共有することを目指しています。
Web寺子屋は、学びを楽しむ姿勢を育む場であり、それを通じて、個人、組織、社会全体の可能性を高める力を持っています。私たち一人ひとりが、新しい知識の探求者となり、生涯にわたる学びの旅を楽しむことが、このWeb寺子屋の目的です。